30年以上お世話になった会社を、60歳の定年後に少しだけ再雇用で働いた後、退社しました。
それから失業保険を受けながらのんびり過ごし、給付が切れた頃、ハローワークの窓口相談員として再就職しました。
それまでも大きな組織や会社で働いたこともあり、また転職も4回ほどしていたので、いろんな人と接する機会がありましたが、相談員の仕事をしてみて感じたのは、本当に世の中にはいろんな人がいて、いろんな生き方があるんだということでした。
相談員の立場からすると、もっとこうすればいいのにとか、ついつい思ってしまいがちですが、良くも悪くもその人が、今の生き方を選択しているのには訳があるのです。
傍から見て、上手くいっていないようでも、当人にはそうせざるを得ない理由があるということ。
なぜそうなのかは人それぞれですが、その人の持って生まれた資質や性格、能力。
またそれまで育ち、生きてきた環境などによる違いでしょうね。
それでも人は皆「幸せになりたい」という気持に変わりはなく、その人なりに何とかしたいと思っているのです。
それは私も同じことで、あの時、こうすればよかったと今にして思うこともあれば、当時はわかっていてもできなかったこともあるわけです。
まして、人の生き方には万人共通の正解はなく、人それぞれで答えが違うのは当然です。
しかし、どうしても自分を基準に物事を捉えてしまうので、特に子供に対してはついつい、こうすべきだ、ああしたらいいのに。。。
そんな接し方をしてしまい、結局は自分目線でしか考えていないということに気付いて反省するばかりなのです。
3年半務めたハローワークの仕事を昨年末に辞めて、今は違う職場で就労支援の仕事をしています。
これまで自分が接してきた人たちとは、大きく違うところもあって苦労することもあります。
ただ、同じ風景を見て生きてきても、人それぞれ受け止め方や感じ方が違うことを肝に銘じて、単純に一般論を押し付けるようなことだけはしないように常に自戒しています。
どんな生き方でも、最後に答えを出すのはその人自身なのですから。


