今日は勤め先の社員&パートさんで親睦の飲み会。
先日、若い男性社員が入籍したのでそのお祝いなのです。

もちろん初々しいお嫁さんも参加して皆でワイワイ楽しく歓談。
普段はあまりどんちゃん騒ぎをしない私も、今日はたくさんお酒を飲んではしゃぎました。

まとまりがよく家庭的な雰囲気の会社なのです。
私はもう40年以上社会人として働いてきました。
大きな組織にも勤めたし、小さな店舗でも仕事をしました。
幸いなことにどの職場でも人間関係には恵まれていたと思います。
人間関係の悩みが皆無だったとは言いません。
もちろん気が合わない人、嫌いな人はいましたが
それが原因で仕事や職場が嫌になったことはありません。
他人がどうなのかはよくわからないので
まあそんなものなのだろうと思っていました。
しかし私は所謂「得な性格」なんだと最近は思っています。
深刻な人間関係の悩みを抱える人は少なくないのです。
そんな人から愚痴や悩みを聴くことがありますが
そんなにこだわらなくてもいいのに
そこんとこはスルーすれば
まあそういう人もいるよ
もうちょっと適当にやれば?
真面目に考え過ぎるとつらいよ
ついそんな言葉が出てしまいます。
でもそれが出来なくて苦労するんですよね。
有名な「草枕」の書き出しはそんな人の世のことが書かれてます。
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容くつろげて、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。

夢十夜・草枕 (集英社文庫)
あれこれ工夫しながらのんびり楽しく暮らしたいものです。

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