
浄土 (講談社文庫)
なんか面白そうだなと思ってついアマゾンでポチリ。
う〜ん・・・バカバカしすぎて面白いかどうかもわからない。

でも芥川賞作家なのだ町田康は。
それにしても本を読むのが遅くなった。遅いうえになかなか本の世界に入り込めない。
映画はまだまだそれなりに観ているが、
年とともに好奇心やら感性やら遊び心やらが、
ぼんやり生きているとどんどんなくなってしまう気がする。
そう考えるとなんだかちょっと怖い。
永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。
これはガンジーの有名な言葉だとされているけど、実際にはガンジーが生まれる前には知られていた言葉らしい。
誰が言ったにせよ、文句のつけようがない人生の指針だ、金言だ。
モノにせよ、お金にせよ、知識にせよ、人間関係にせよ、
歳を取るほどに、今あるモノ、古いもの、既に掴んでいるものに執着してしまう。
新しく何かを得ようとするならば、やはり何かを手放さなければいけないのだ。
何でもかんでも捨ててしまえ、手放してしまえということではない。
誰にも大切な、絶対に忘れられない思い出はあるものだから。
でも、今あるなにかに執着するあまり、もっと大切な明日や未来に目を向けなくなってしまう。
楽しかった過去、辛かった過去、忘れたい過去、思い出に残る過去・・・
どれもが大切な自分の人生の一齣だけど、私たちはまだ生きているのだ。
どこやらの婆さんが、あれもこれもとモノを溜め込むようになるのは、もう自分に未来はないと信じているからだろう。
菓子折の包み紙一枚捨ててしまえば、もう新しい何かは手に入らないという。
しかしどうやったってあの世にはちり紙一枚持っていけないのだ。
婆も爺もおやじも若者も関係ない。
それほど人の一生なんて空しく儚いもの。
散る桜 残る桜も 散る桜
ここ最近、花見ばかりしていたら、なぜか気持ちがネガティブに向かってしまったようだ。
満開の桜のもとで記念写真のポーズをとるランドセルを背負ったピカピカの一年生。

いやいや負けないぞ、こっちだって頭だけはピカピカだ。
よおし俺だって子供のように生きるのだ

まずはこのバカバカしくも面白い本をさっさと読み終えて、誰かにあげてしまおう!
次に読む本は明日届くのだよ。ふふふ (゚Д゚)ノ

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