2016年06月07日

自分の悩みを人に話すこと・其の二

先日の記事「自分の悩みを人に話すこと」についてもう少し書いてみようと思う。


私が本気で人に悩みを相談しようと思ったことはないというのは事実だけど、その理由は自分でもよくわからない。一つ言えるのは父親の影響があることは間違いないと思う。


昭和一ケタ生まれでしかも九州男児の父がよく言っていた言葉は「男は泣き言を言うな、言い訳を言うな」である。実際に本人からそういう話を殆ど聞いたことが無い。そしておそらく大事なことを他人に相談することもなかったと思う。母が病に倒れた時も、本当の病名を誰にも言わなかった。息子の私も母が亡くなるその日まで知らなかった。


父のことを詳しく書くときりがないのでやめておくが、私の性格で、人懐っこく朗らかだけど気分の波があるのは母譲り。合理的で理屈っぽく、感情よりも思考優先で本音を見せないのは父譲り。私にはその二つがごっちゃになっている気がする。


そんな私だがそれなりに長くカウンセリングを学んでいるので、当然クライエント体験もある。具体的に言うと、3名のカウンセラーから合わせて15回ほどカウンセリングを受けた。もちろん相手はプロのカウンセラーだ。ちなみに男性カウンセラーが2名、女性カウンセラーが1名である。


そこで話をしたことはウソ偽りのない本音の悩みや相談だった。ややこしいようだけど「本気で人に悩みを相談しようと思ったことはない」のは事実だが、現実には「本気で人に悩みを相談したことはある」のだ。


なぜそんなことをしたか。一番の理由は、カウンセリングを学び、カウンセラーを目指すうえで必要なことだと思ったから。二番目として、相手はプロだから、プロになら話してもいいと思ったから。そして三番目として、悩みの解決云々より、他人に本音を話すことで何か自分が変われるかもしれないという多少の期待があったからである。


結果的には、カウンセリングを受けてみて後悔したとかがっかりしたということは全くなく、経験として非常によかったと思っている。強いて言えば、3人のうちの女性カウンセラーとは最も面談の回を重ねたのだが、いつも話すテーマ(今日は家族のことをとか)をカウンセラーから指定され、しかも毎回マスクをしていて表情を窺うことも出来ず、最後までラポールの形成が出来なかった。ただ真面目なカウンセラーだったという印象しか残っていない。


さて、曲がりなりにもカウンセリングを学ぶ私が「本気で人に悩みを相談しようと思ったことはない」というのは、何かとんでもないことのようだが果たしてそうなのか。スポーツが楽しいと思ったことはなくても体を鍛え続ける人もいれば、仕事が面白いと感じたことが無くても、一生懸命に仕事に取り組む人がいるのと同じだと思うが、どうだろう。


さらに言えば、私のような人は世の中に少なからずいるようにも思う。例えばカウンセリングの実技を学ぶために、傾聴訓練、ロールプレイというのがあるが、その際に男性の場合、やたらと仕事絡みの悩みを話すケースが多い。確かに共感しやすいテーマだし、多くの男性は(女性もだが)仕事の悩みを持っているので不思議ではないのだが、なんとなく無難なテーマを選んだという気がいつもしてならない。


他にも様々な悩みがあるはずだと思うが、結局は他人に悩みを相談するのは、その内容が深刻であればあるほど難しいことなのではないかと思う。私も傾聴訓練ではカウンセラー役よりもクライエント役の方がずっと苦手である。


まあ、カウンセリングを勉強していたり、実際に資格を持っていても、一度もお金を払ってカウンセリングを受けたことが無いという人が珍しくないし、そんな人が看板を掲げて他人の悩みを聞いていたりすることもあると聞く。そんな業界は他には見当たらないだろう。


だらだらととりとめのない話になってしまった。普段ブログを書くときは、それなりに起承転結を意識するようにしているが、今回は何度書き直しても上手くいかなかった。自分で何が書きたいのかわかっていないのだろう。申し訳ないが勘弁してほしい<(_ _)>


そうそう、こんな私も自分の嫁には愚痴も泣き言も言い訳もバンバン言う。そして嫁は私の話をテレビを観ながら聞いている。ひどいときには話の途中であくびをしたりすることもある。嫁がカウンセラーだったら最低な奴だが、カウンセラーではなくてただの嫁なので文句は言えないのだ。


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posted by おやじカウンセラー at 22:23 | 愛知 ☔ | Comment(0) | カウンセリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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