最近はテレビや新聞、ネットで「 体罰 」の文字を目にしない日はありませんね。
それぞれの事件や問題を、全て同じ「 体罰 」だけでひとくくりにするのはあまりに乱暴ですが
教育者や指導者が、今の社会や時代から取り残されてしまっているのは同じなのだ思います。
セクハラ、パワハラ、ドメスティックバイオレンスなども
かつては犯罪や事件として取り上げられにくく、社会から大目にみられていた時代がありましたが
現在では、純然たる暴力行為、犯罪行為として認知されつつあります。
教育やスポーツの世界だけ、旧態依然のやり方(体罰)がまかり通るわけはないのです。
指導者だけでなく、体罰を事実上容認していた周りの人たちの意識を変えることはもちろん
体罰に頼らない教育、指導のスキルを考えていかなければ、本当の対策は出来ないと思います。
ところで、今回の柔道女子ナショナルチームの告発には、ちょっと感動しました。
感動などと言うのは変な話ですが、もし男子チームで同じ問題があったとしても
柔道連盟やオリンピック委員会への集団告発にはならなかったと思います。
しかも「 前監督の辞任だけで済まされては納得がいかない 」と、徹底抗戦を一歩も譲らないなんて
さすが女子ナショナルチーム、なんて男らしいんだろう・・・と感心してしまいます(^.^)
男ではここまで腹をくくった行動が出来るかどうか・・・
やはり女性の方が、いざとなると覚悟が違いますね。
男性が良くも悪くも組織とその中での自分の立場、そして周りに対する影響などを優先しがちなのに対して
女性の場合は、もっと純粋と言うか自分の気持ちに正直に行動するのでしょうね。
ダメなものはダメ、許せないものは許せない、間違いをあやふやのままでは済まさない・・・
結果的に自分が不利益をこうむったとしても、自分自身にウソはつきたくない!
そんな力強さと覚悟を柔道女子ナショナルチームに感じた、自分をだましだまし生きているおやじカウンセラーでした<(_ _)>
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そう…私も自分をだましだまし生きています(笑)。
その陰で本当に重要な事件や、出来事が見過ごされていることがあるような気がします。