2010年04月11日

もう悩まなくていい

竹の子会会長Sさんから、1冊の本を貸していただきました。

『もう悩まなくていい・精神科医 熊木徹夫の公開悩み相談』


もう悩まなくていい ~精神科医熊木徹夫の公開悩み相談~

もう悩まなくていい ~精神科医熊木徹夫の公開悩み相談~

  • 作者: 熊木 徹夫
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス
  • 発売日: 2005/07/22
  • メディア: 単行本




著者の熊木先生は、精神科医で心療内科クリニックの院長をされています。

様々な症例…、というか悩みに対して熊木先生が答える(応える)かたちで本書は進んでゆくのですが、ときとして「精神科医らしくない」対応もあり、なかなか興味深く読むことができました。

ただ、「精神科医らしくない」というのは、病気の治療方法について書かれた本ではないので、そのように感じたわけで、「精神科医による人生相談」ということで言えば、非常に明確にわかりやすく書かれていると思います。

カウンセリングの場合、改めて言うまでもなく、カウンセラー自身が唯一の治療手段であり、カウンセラーの持つ知識、技術、理論…、さらにいえばカウンセラーという人間そのものの人生哲学、人間哲学とでも言うようなものが、カウンセリングを大きく左右することは間違いありません。

では、精神科医による治療はと言えば、正しい診立て(診断)と適切な治療につきると思うのですが、この場合の治療とは、ほとんどの場合が精神療法と薬物療法ということになります。

しかし、実際に精神科にかかったことがある人はご存知だと思いますが、精神科医との面談は、患者の状態を正しく把握するために必要な情報を得るためのもので、カウンセリングのように、ラポールの形成だとか、受容、共感などを目的とするものではありません。

つまり、正しく診断して症状に応じた適切な薬を投与することが、精神科医の仕事というわけです。

とは言うものの、精神科医も病気に対して、あるいは患者に対して、さらには精神科医という仕事に対してのスタンスは必ずしも同じでないことは当然でしょう。

たまたまですが、著者の熊木先生が書かれた「精神科のくすりを語ろう・患者から見た官能的評価ハンドブック」という本を以前に読んでいました。


精神科のくすりを語ろう―患者からみた官能的評価ハンドブック

精神科のくすりを語ろう―患者からみた官能的評価ハンドブック

  • 作者: 熊木 徹夫
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本





薬の効能について、実際に服用している患者側からの官能評価を1冊の本にするということがどのような意味を持つのか…

この2冊の本を読んで、熊木先生の言わんとするところが正しく理解できたかと言えば、正直に言って自信がありません。

というより、読みやすいけれども難解な本だったというのが本当のところです。

ただ、ひとつだけ私が感じたのは、心の病に限らず病気というものは、例え同じ病名であろうとも、100人のうつ病患者がいれば100のうつ病があり、患者と病気との向き合い方も100通りだということです。

そしてその病気(悩み)とどのように向き合って生きてゆくのかを、患者自身がはっきりと意識できたときが、本当の治療のスタートになるような気がします。

この「もう悩まなくていい」は 「あなたの悩みを解決してあげましょう」 という本ではなく、得体の知れない 「悩み」の実態を理解する手助けになるために書かれたのかも知れませんね。


このブログは、あくまで私の勝手な解釈と感じたままを書いたものです。
そこんとこヨロシクお願いします(^o^)/

にほんブログ村
posted by おやじカウンセラー at 00:41 | 🌁 | Comment(0) | カウンセリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。