おやじは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観たのか?という記事を少し前に書きました。結論を言えば観ていません。で、何を観たのかというと、これ

『クリード チャンプを継ぐ男』を観ました。とてもよかったです。しみじみと感動しました。
「ロッキーシリーズ最新作」と銘打ってはいますが、私はちょっと違うと思います。前作の「ロッキー・ザ・ファイナル」では、衰えたといえそれでもロッキーが主役でした。ロッキー自身が空いてと拳を交え、夢や未来を語る物語だったと思います。
今作のロッキーは人生の幕引きに向けて静かに暮らしている初老の男です。妻のエイドリアン、師であるミッキーを失い、そして前作では相変わらずのダメオヤジっぷりを見せていた義兄ポーリーまでもがすでに亡くなっています。
主人公であるかつて盟友アポロの息子も、その生い立ちなどから大きな葛藤を抱え、苦しみ悩みながら生きています。それでもその若さはまさに眩いばかりで、私には老いたロッキーにしか感情移入できませんでした。
映画のなかで時代の流れを感じさせる描写がいくつも出てきます。音楽も聞き覚えのないものばかり。最後まであのテーマ曲を耳にすることなく終わるのか、と思いましたが・・・
時代が変わりロッキーも老い、私も年をとりました。それでもこのシリーズには、心を揺さぶられる何かがあります。よろしければ映画館でご覧ください。スターウォーズ人気の陰に隠れていますが、なかなかの名作だと思います。

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