2014年12月09日

「我が家の嫁のパニック障害と寛解」其の二

前回の「我が家の嫁のパニック障害と寛解・其の一」では、嫁が「パニック障害」を発症してしまった経緯と、その症状について書きました。今回はその後の治療と発症後の我が家の生活についてお話します。

以前から仕事についてストレスを抱えていた嫁ですが、あるトラブルに巻き込まれた結果、最悪の結末「パニック発作」を引き起こし、とうとう仕事を辞めることになりました。辞めたいとかどうとかという以前にとても仕事ができる状態ではなくなってしまったのです。

発症当初は典型的なパニック発作の症状である「激しい動悸」と「わけのわからない強い不安」にたびたび襲われ、日々その発作がいつ起きるのかという恐怖で、すっかり憔悴していました。特に嫁の場合は就寝時に強い症状が出ることが多く、それ以外の時もずっと胸のドキドキが治まらないと言っていました。

仕事も辞めて発作に怯えながら一日中自宅で過ごし始めた嫁に対し、私はすぐに病院に連れていかなければと考えました。当時既に私はカウンセリングの勉強を始めていて、多少ながら精神医学や心の病についての勉強をしていたので、嫁の症状は「パニック障害」に違いないだろうという思いがありましたし、いずれにせよ専門家の診察を受けることが治療の第一歩だと考えたからです。ただ懸念したのは、嫁が医者に行くことを嫌がりはしないかという心配と、どこの医者(病院)に行くのが良いかということでした。

しかし病院に行くことについては、拍子抜けするほど嫁はすんなりと承諾しました。その理由はまず、それほどまでに身体症状が辛かったということがひとつ。次に、私自身が少し前に軽い不眠で精神科の診察を受けた経験があり、それを間近で見ていた嫁もそれほど病院での治療を受けることに対して抵抗がなかったのかも知れません。いずれにしても本人が病院に行く気になったことは良かったと思います。

世の中には、いまだに「精神科の病院に行くのは頭がおかしい人」という誤った認識や風潮が少なからずあって、心身のすべての病気の治療に大切な「早期の治療」の妨げになっているようです。心の病も身体の病も治療が必要なら病院に行くのは当たり前のことなのに。

さて、いざ病院に行くとなると問題はどこの病院を選ぶのかということでした。原則として医者は診察により患者の症状などから病名を判断し、最も効果的な治療を施すことを目的としています。その場合の治療とは多くの場合「薬物による治療」となります。つまり患者に対してどの薬をどれだけの量投与するのかを判断するのが医者の仕事です。同じ心の病に関わる立場でも、薬物療法が使えないカウンセラーとはまったく異なるのです。

「精神科を訪れたけどお医者さんはまったく話を聞いてくれなかった」という声を良く聞きますが、医者が聞きたいのは、患者の症状や状態であって、愚痴や悩みや感情の部分ではないのです。良い医者は適切な薬物療法を行う医者で、良い患者は症状を具体的に明確に伝える患者なのです。じっくり話を聴いて欲しい人はカウンセリングを受けるべきなのに、医者にそれを期待するのは無理があります。

とは言え、なかなかそう簡単に割り切れるものではないのも良く分かります。私が経験したことですが、腕が良いと評判の心療内科へ片道1時間もかけて通っていたことがありますが、診察は毎回3分もかかりませんでした。

「調子はいかがですか?」「まあ、落ち着いているようです・・・時々不安な気持ちになりますが、以前と比べるとずいぶん軽くなりました」「なるほど、では前回と同じ薬を出しておきましょうね、それでまた様子を見ましょう」「わかりました・・・」「ハイお大事に」これでは3分とかかりません。いつもそんな感じでした。

私は医者の診察とはそういうものだとわかっていたし、結果的に治療の効果はあったと思うので、それで納得していたのですが、嫁の場合はもう少し話を聞いてくれる医者に連れて行きたいと考えていました。そこで選んだのが隣町で個人開業の心療内科を開いていた、H先生のクリニックでした。

実は嫁が「パニック障害」を発症する少し前に、私はとある大学の公開講座に何度か参加し、H先生の講義を受けていたのです。「心の病や心の健康」に関する講義でしたが、H先生はいつも分かりやすくユーモアを交えたお話をされ、雰囲気も優しい感じを受けていたので、全然知らないお医者さんよりも・・・ということで、嫁をそのクリニックに連れて行くことにしたのです。


今回はここまでにします。この記事を書き始めたことを少し後悔し始めています。適当なことを書けないのでとにかく疲れます。あと2回ぐらいで終わりにしたいなぁ・・・


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posted by おやじカウンセラー at 07:17 | 愛知 ☀ | Comment(0) | カウンセリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする