竹の子会の顧問で、11月14日(日)から始まる「カウンセリング中級講座」の講師を務めていただく心理カウンセラーの竹内成彦先生は、超多忙な日々をおくりながらも毎日のようにブログを更新していらっしゃいます。
私のように、気まぐれに記事を書いてみたり、1ヶ月近くもブログほったらかしているのとはわけが違うのです。
そんな竹内先生が時々取り上げて記事にされるのが、精神科のお医者さんとその治療のことです。
カウンセリングの勉強をしていると、当然のことながらカウンセラーやカウンセリングについては多くの知識や情報を得ることが出来ます。
もちろんそのためには、どこで誰に学ぶのかが非常に大切ですが、とりあえず学ぶ機会を得ることもそれほど難しくはありません。
さらにはカウンセリングの勉強のために、実際にカウンセリング(教育分析)を受けることも難しくはありません。
むしろカウンセラーを目指すのであれば、必要なことと言えるでしょう。
では、精神科のお医者さんやその治療について学ぶ機会はどれほどあるのかというと、カウンセリングを学ぶよりはずっと少ないかもしれません。
それでも大学の公開講座などで、そういった機会を得ることもできるので、全くないわけではありません。
自分で探したり、人から情報を教えてもらう努力をすればけっこう見つかるものです。
しかし、実際に精神科の治療を体験するとなると少々難しくなるかもしれません。
カウンセラーの場合は「カウンセリングを学びたい」と言う理由で訪れる人を、拒むことはないのが一般的ですが、精神科医の場合は「精神科の治療を体験したいから」と言う理由では診察してもらえないのが普通です。
かと言って、仮病を使って診察や治療を受けるのでは、法的にも(保健医療なので)倫理的にも問題があるでしょうし、なにより病んでいないのに治療を受けても、精神科治療のメインである薬物療法の効果を正しく体験することが出来ません。
もちろん現実に心の病を患っていたり、そうした症状があるのであれば、堂々と診察を受ければよいのですが、そういった状態ではカウンセリングの勉強どころではなくなるのが実際のところです。
それでもカウンセリングを学ぶ上で、精神科の治療(特に薬物療法)や、精神科医とカウンセラーの治療における立ち位置の違いを明確に知っておくことは、とても大切だと思います。
私がお気に入り登録して、頻繁に訪れているホームページがあります。
Dr 林のこころと脳の相談室
こちらのサイトでは「精神科Q&A」と題して、読者からの様々な質問にDr林先生が答えています。
心の病とは・・・
薬物療法とは・・・
精神科のお医者さんとは・・・
メール相談の限界をわきまえ、相談者に媚びることなく、事実に即した回答を読むたびに、Dr林先生の精神科医としての力量を感じ、現実の精神科医療の実態のほんの一部でも、正しく知ることが出来る貴重なサイトだと思っています。
最後に私なりの良いカウンセラーと良い精神科医についての考えを言わせてもらいます。
良いカウンセラーは、精神科医の真似事をしないカウンセラー
良い精神科医は、カウンセラーの真似事をしないお医者さん
以上
今回は真面目な記事を書いてみました


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